金価格の見通しと抵抗線:4600ドル超えは「買い」か「調整」か

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昨晩の米国市場の引け時点で、コモディティ市場は地政学的な危機感と安全資産への選好心理が重なり、爆発的な上昇を記録しました。特に銀価格(シルバー)がわずか一日で6%以上も暴騰し、市場の過熱感を示唆しています。資産を守りたい投資家の皆様のために、今回の急騰の背景と今後の対応戦略を明快に整理します。

地政学的リスクと金価格の急騰・上昇チャート

昨晩の米国市場(現物基準)
国際金価格 (XAU/USD): 4,597.93ドル / +2.25%
国際銀価格 (XAG/USD): 85.17ドル / +6.61%

今日の投資のヒント: ニュースが「恐怖」を売る時、金は高くなります。今は「どこまで上がるか」よりも「どれだけ安全に資産を守るか」を考え、分割でエントリーすべきタイミングです。

金価格4600ドル突破? 地政学ショックと「真の抵抗線」

国際金価格がオンスあたり4,600ドルの大台を行き来し、史上最高値に向かって疾走しています。ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)をはじめとする主要機関は、地政学的リスクが解消されない限り、安全資産である金への資金集中は続くと見ています。

ただし、テクニカル分析上は4,770ドル付近が強力な抵抗線(価格上昇を阻む壁)になるとの分析も出ています。恐怖指数(VIX)が高まるほど金価格は上がりますが、短期急騰による疲労感も無視できない状況です。

このように急変する市場では、国内価格と海外価格の差である「プレミアム(乖離率)」を必ず確認する必要があります。他人より高く買いたくないのであれば、必須のチェック事項です。

👉 [リアルタイム] 国内/国際 金価格プレミアム(乖離率) 照会

💡 GoldKimp コメント: 戦争や対立のニュースは心が痛みますが、金価格の見通しには強力な燃料となります。4600ドルより上では追撃買い(ジャンピングキャッチ)をするよりも、抵抗線である4770ドル付近での動きを静観し、現金を温存するのも一つの戦略です。

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【今日の主要ニュース】

トランプ司法省のFRB圧力、金価格4600ドル突破を牽引

トランプ政権の司法省が連邦準備制度(Fed)の独立性を脅かす発言をしたことで、市場の不確実性が高まりました。中央銀行が政治的圧力を受けると通貨政策への信頼が揺らぎ、これはすなわち「ドル価値の下落」と「金価格の上昇」につながります。

💡 GoldKimp コメント: FRBが揺らげばドルも揺らぎます。ドルが不安な時に信じられるのは、結局「実物の金」だけだという認識が広がっています。

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リスク回避心理の拡大、金と銀が史上最高値を更新

株式市場の不安感が高まると、投資家たちは「安全な避難所」を探して大移動を始めました。これにより金と銀が同時に強力なラリー(上昇相場)を繰り広げ、歴史的高値を塗り替えました。特に銀の上昇幅が金を圧倒しており、投機的な需要まで加勢している模様です。

銀価格が6%以上も上がる時は、金と銀の価格比率(金銀比価/ゴールド・シルバー・レシオ)をチェックすべきです。銀が割高になっていないか確認が必要です。

👉 金銀比価(ゴールド・シルバー・レシオ)確認

💡 GoldKimp コメント: 株が落ちそうだから金に逃げてくるのです。恐怖が大きいほど、金はより強く輝きます。

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ETF保有量はまだ最高値ではない、追加上昇の余地あり?

金価格は最高値ですが、金ETF(上場投資信託)の保有量はまだ歴代最高値には達していないという分析です。過去のデータを見ると、ETF資金が本格的に流入する時に価格がもう一段階レベルアップ(上昇)する傾向があるため、まだ上昇余地が残っているという肯定的な解釈が可能です。

実際に米国市場でETFにどれだけの資金が入ってきているか、直接目で確認してみてください。

👉 [データ] 米国 金ETF 日次資金流出入の現況

💡 GoldKimp コメント: 価格は天井圏ですが、大口投資家の財布(ETF)はまだ完全に開いていません。本当に大きな資金が入ってくれば、どこまで行くか分かりません。

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地政学的混乱、金と銀を「核心的な道しるべ」へ

世界各地で勃発する地政学的混乱が貴金属市場を熱くしています。単なる価格上昇を超えて、金と銀が危機的状況において最も信頼できる資産であるという「核心的な道しるべ」としての地位を固めています。

💡 GoldKimp コメント: 世の中が騒がしいほど、金は静かに強くなります。ニュースを見て不安になるよりも、ご自身のポートフォリオを点検してください。

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ビットコイン、横ばいで方向性を模索中

金と銀が飛翔している間、ビットコインは明確な方向性なく横ばいの動きを見せています。投資家の関心が実物資産に集中しているため、コイン市場は一時的な小康状態(一休み)となっています。

💡 GoldKimp コメント: コインが休んでいる時がチャンスなのか、それとも危険信号なのか見守る必要があります。金とは異なる動きに注意してください。

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今日の結論

国際金相場は「地政学的危機」という強力な材料を得て4600ドルを突破しましたが、短期急騰に酔うよりも、抵抗線到達時に一部を現金化し、その後の調整を待つ「冷徹な分割対応」が必要な時点です。

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